2013年12月17日

東武アーバンパークライン

 東武野田線に、来年4月より「東武アーバンパークライン」という愛称がつけられる、という発表がありました。
 昨年のスカイツリー開業を機に伊勢崎線の浅草-東武動物公園間に「東京スカイツリーライン」というのを名づけたのに続く「線名愛称」です。
 自分は、このような路線名にカタカナ愛称をつけるのは好きではありません。
 それでも、「スカイツリーライン」については、該当区間は「伊勢崎線」なのに、そこを走る電車の半数は日光線に直通し、伊勢崎方面には行かない、という線名と実態があっていない、という問題があるのは知っていました。
 さらに、日本を代表する建物が沿線にできて浮かれている、という事で、こんな名前をつけたのだろうな、と理解することはできました。

 しかしながら、この「アーバンパークライン」は全くもって意味不明です。
 最初見た時は、「アーバンパー」「クライン」と分けてしまい、「野田線の形状がバンパーやクラインの壺に似ている、という意味なのだろうか」などと、思ってしまったほどでした。
 東武によると「アーバン」と「パーク」のある所を走る「ライン」という意味だそうです。
 しかしながら、「アーバン」と言っても沿線で目立つ都市は、船橋・柏・大宮くらいです。
 一方、「パーク」は大宮公園と岩槻城址公園と清水公園とのことです。大きい公園ですが、このレベルの公園を沿線にいくつか備えている路線などいくらでもあります。
 この基準(?)なら、関東のいたるところに「アーバンパークライン」が誕生してもおかしくありません。

 どうせ愛称をつけるなら、列車のほとんどが柏で折り返している現状を考え、船橋-柏間を「東武船橋線」として、愛称上分離する、などといった事でもすればいいのに、などと思いました。
 あと、春日部駅はこれで「東武スカイツリーラインと東武アーバンパークラインの乗換駅」となるわけです。
 字数が多すぎる上に、分かりにくくかつ言いにくいので、地元の人は大変だろうな、などと同情してしまいました。

2013年12月17日 23:59