2013年10月30日

京葉快速千葉行き

 所要で蘇我に行きました。千葉で外房線に乗り換えたのですが、次の本千葉で上り電車とすれ違いました。
 ボーっと見ていたのですが、数秒後、目を疑いました。そこに入ってきたのは、本来、本千葉駅に来るはずがない、京葉線の電車だったのです。しかも、行き先表示は「快速 千葉」となっています。
 東京方面からの快速千葉行きはいくらでもありますが、逆方向からの「上り 快速千葉行き」は私の知る限り存在しません。ましてや、それが京葉線の車両など、ありえないことです。
 一瞬、自分の知らない間に、大幅なダイヤ改正が行われたのか、などと思いました。しかしながら、他の地区ならともかく、千葉のダイヤ情報はいまでも把握しているはずです。

 しばらく狐につままれたような気分になっていましたが、数分後にあることに気づきました。
 行き掛けに幕張本郷駅に行った時、京葉線が事故で運転を見合わせている、という情報を見たのを思い出したのです。
 ならばと思って時刻表を調べてみました。すると、予想通り、本千葉ですれ違うちょっと前に、外房線から京葉線を経由して東京に行く快速が蘇我駅を発車するダイヤになっていました。
 つまり、本来京葉線に入る快速が、運転見合わせのために蘇我から外房線に入って千葉に行き先変更したわけです。
 蘇我で折り返したほうが、既存の外房線・内房線のダイヤに影響を及ぼさないのでは、と素人考えでは思うのですが、何か運行上の理由があるのでしょう。
 それにしても、何時に運転見合わせになったか分かりませんが、咄嗟の思いつきでこのような「対策」が作れたとは思えません。あらかじめ、京葉線が運休した場合は、この臨時ダイヤにする、と決めていたのでしょう。
 それだけ、京葉線の運休が日常化している、という事なのだろうな、などとも思いました。

2013年10月30日 23:12