2013年10月19日

観る価値の無い「ニュース」

 NHKでサッカー中継を見ていました。終わると、ニュースを挟んで、今日のJリーグをまとめた「Jリーグタイム」という番組が始まるので、そのままつけていました。
 で、いちいちチャンネルを変えるのも面倒なので、そのままニュースを見ました。NHKのニュースを見るなど、かなり久しぶりです。
 NHKニュースを見るのをやめたのは、その内容が一定の層の利害しか代表しない記事の作り方に、「報道」としての価値がないと思ったからでした。
 そして、久々に見る「NHKニュース」は、観るのをやめた当時より、さらに質が下がっていました。

 最初の伊豆大島の災害は、ただ状況を淡々と報じていました。内容は、全てネットなどで知っていた事ですが、これはまだ見れました。
 しかし続いて流れた、安倍首相の宣伝及び福島第一原発の安全広報ニュースには呆れるばかりでした。何か、どこか別の世界に「安全な福島第一原発」が存在し、それに対する「不当な中傷」に対し、安倍首相が「安全であるという真実」を国民に教示している、みたいな内容でした。
 そして、三本目は保険会社の広告としか言いようがないものでした。子供の頃は、「NHKは商品名を流さない」というのが特色だったのですが、ここまで変わったのか、と驚き呆れました。
 サッカー番組は中継・ニュースとも、普通に楽しめました。それだけに、間に流れたこの「ニュース」にはほとほと呆れ、かつ強い不快感が残りました。
 一部のTVには民法のCMを自動的にカットして放映する機能がある、という話を聞きました。それと同様に、NHKの「ニュース」を自動的にカットする機能がついたTVでも開発してもらえないか、などと思ったほどでした。

2013年10月19日 23:21