2013年05月13日

振替輸送対象外地帯

 京成大久保から電車に乗ろうとしたら、「人身事故で運転を見合わせております」という放送がありました。公式ツイッターを見たら、他鉄道に振替輸送を行なっている、との記載がありました。
 しかしながら、京成大久保で待ちぼうけを食らっている人にとって、その振替輸送案内はまったくもって意味がありません。何しろ、最寄りの他鉄道駅まで、歩いて25分くらいかかる場所にあるからです。
 そこで、改札に京成バスでの振替輸送はやっていないのか、と尋ねましたが、にべもなく「やっていません」と返されました。
 自分は特に急いでいませんし、最悪歩いて帰宅することもできます。しかしながら、そうでない人にとってはとんでもない話でしょう。実際、自分の近くにいた、急いでいると思しき人は、かなり怒っていました。
 ちなみに、京葉線が風などで止まると、幕張本郷と海浜幕張を結ぶ京成バスは振替輸送の対象となります。したがって、京成バスで振替輸送ができないわけではありません。
 面倒な手続きをした上に、バス会社に振替輸送費用を払うくらいなら、利用者を待ちぼうけにさせたほうがいい、という発想なのでしょうか。
 京成に限った事ではありませんが、「利用者が運転見合わせで被る迷惑」について、あまり考えていないんだな、と改めて思った一幕でした。

 2013年8月追記・朝、京成幕張本郷駅から電車に乗ろうとしたら、トラブルで大幅遅延とのことでした。そこで、京成大久保までのバス振替の可否を問い合わせた所、即答で可能と答え、振替票を発行してくれました。
 バスのほうも、自然に対応してくれました。どうやら、ルールが変わったようです。

2013年05月13日 23:56