2013年06月24日

読書の感動

 子どもの頃の最大の趣味に読書がありました。一時期は、学校の図書室で本を借りる一方で、近所の二箇所の図書館でそれぞれ上限ギリギリまで借りていたほどでした。
 その後も、図書館通いは続きました。しかしながら、15年ちょっと前に今の家に来てから、身近に図書館がなくなり、状況が変わりました。
 一応、電車で千葉まで出て図書館に行ったりもしましたが、なかなか続きません。もちろん、本屋には定期的に通っていますが、やはりなかなか「買う」には至りません。
 というわけで、新たな本を読む機会はかなり減っていました。特に、高校時代からかなり熱心に読み、大学時代に専攻した、社会科学の本を読む事は稀になっていました。

 ところが、先日、ネットでの紹介が印象に残ったので、社会科学の古典をアマゾンで衝動買いしてしまいました。
 早速読んだのですが、その本の最初のページに、極めてまっとうな事が分かりやすく書かれていました。
 別にそれは新発見でもなく、自分が社会科学の本を読んでいた時に、おぼろげに感じていた事です。とはいえ、その本には、そのぼんやりと思っていた事が、明晰かつ短い言葉で解説されていました。
 そして、それを読んだ時は、「言われてみたら、確かにその通りだ」と納得出来ました。
 同時に、かつて、社会科学の本を読んだり、大学で勉強していた時に、何度か感じた「なるほど」という感覚を思い出し、懐かしく思いました。
 久々に「読書の感動」を味わいました。そして、「そういえば、今の職場の近くに図書館があったな。利用者登録しようか」などと思いました。

2013年06月24日 23:51