2013年05月08日

阪急の駅名改称

 阪急電鉄が秋に駅名を改称すると発表しました。寺社仏閣の最寄り駅三つに、施設名を付加する、というのが三件あり、さらに神戸のターミナルである三宮駅を「神戸三宮」にする、というものです。
 また、三宮については、グループ会社である阪神電鉄も、同様に「神戸三宮」にするとのことでした。
 理由として、両社とも「観光客などに三宮が神戸の駅である事を明確にするため」という感じの事を挙げています。

 関係者でもなければ地元住民ですらない自分が言うのもなんですが、これにはかなりの違和感がありました。
 確かに、神戸の中心地は三宮ですが、別に「神戸」という駅は存在します。そして、阪急・阪神の電車も一部の電車は直通運転して「高速神戸」というJR神戸の近くにある駅まで行くわけです。
 さらに、現在の三宮駅は、JR「三ノ宮」駅および、地下鉄の「三宮」駅と隣接しているわけです。同じ場所に「三宮駅」と「神戸三宮駅」がそれぞれ存在する、というのが、観光客の利便性を上げるとは思えません。
 会社の事情などが色々あるのでしょうが、この昔からなじまれているターミナルの名前を変えるのが「改善」になるのだろうか、と思いました。

 なお、阪急は京都のターミナルである「河原町」も改称する構想だったようです。しかしながら、新名称を「京都河原町」にするか「四条河原町」にするかでまとまらず、今回は見送りになった模様です。
 こちらも、変える必要があるとは思えないのですが・・・。ぜひとも、論議がまとまらず、ずっと「河原町駅」であり続けてほしいものです。

2013年05月08日 19:56