2013年04月28日

京急蒲田駅最終形態

 久々に京急蒲田駅に行きました。昨年秋に完全高架駅になってからは初めてです。
 二層の高架駅になる構想なのですが、三年ほど前に一層目だけが開通し、従来の地上駅とそれを併用する、という形になっていました。
 ちょうどその時期、仕事の関係で、この駅を何度か利用していました。この既存の地上駅と、半分できた高架駅の組み合わせは非常にわかりにくい作りになっていました。
 その上で二層目の駅が工事中だったわけですが、「おそらく、現在の地上部分を二層目にそのまま移すのだろう。確かに、高架化して踏切がなくなるなど道路交通の利点は大きいけれど、電車を使う人にとっては、迷宮みたいな超高架駅になって更に不便になるのでは」などと思っていました。
 ところが、今日見た「完成形」は予想を越える作りになっていました。文章だけで表現するのはかなり難しいのですが、本線の快特と急行・空港線・本線の普通電車を上下ともうまく振り分けています。
 羽田空港行きが一層目と二層目から交互に出発する、という問題だけは解消てきなかったのですが、それ以外については、非常によく整理されていました。
 特に、一本のホームを切り欠きにして、狭いスペースで追い抜きを行う、という発想には驚かされました。
 今まで、色々な駅を見て来ました。面白い構造のものもたくさんありましたが、久々に新鮮な驚きを感じさせられた構造でした。

2013年04月28日 23:24