2011年12月17日

愛媛FC、浦和に敗れて今年終了

 熊谷で行われた、全日本選手権4回線の愛媛FC対浦和レッズ戦を、相方と見に行きました。もし勝っても、準々決勝以降の観戦はできないので、今年最後のサッカー観戦となります。
 今回は、応援ツアーバスを利用することにしました。電車より高いのですが、長距離移動なので確実に座れる事および、参加者には「一平くんぬいぐるみ」の優待販売があります。

 これは、愛媛FCの「準マスコット」として独特の人気を誇るカエルのキャラクター一平くんを、ぬいぐるみにしたものです。
 先日、ネット通販専用で発売されたのですが、即日完売となり、入手できなかった相方はかなり残念がっていました。それだけに、より確実に入手できる事もあり、このツアーを利用しました。
 東京駅八重洲口からバスに乗りました。首都高速に入ったバスは、まずは隅田川に沿って北上し、千住のあたりで、今度は荒川放水路に沿う形で川口線に入ります。小菅のあたりでは、複々線の東武伊勢崎線および、千代田線・常磐線・つくばエキスプレスのあわせて10本の線路をほぼまとめて渡る箇所がありました。これはかなり壮観でした。
 そして、東北道に入ります。浦和の料金所を過ぎると、車窓右手に埼玉スタジアムが見えました。今日の相手である浦和レッズの本拠地です。一瞬、ここで試合だったら行くのも楽なのに・・・とも思いました。
 ただし、今日の試合は埼玉の熊谷で行われますが、愛媛FCが「ホーム」という設定になっています。
 そして発車してから1時間ちょっとで、蓮田SAに着き、休憩となりました。先述の「一平くんぬいぐるみ」を既に買っている人もいて、それを休憩中のバスに飾っている人がいました。
 その中で、面白かったのを相方が撮ったので、載せておきます。
ikaeru.jpg
※クリックすると同じ窓で大きな画像が開きます。
 その後、羽生で高速を降り、一般道を通って試合会場である熊谷スポーツ文化公園陸上競技場に着きました。

 会場に入り、席を確保した後、愛媛FCのグッズ売り場で「一平くんぬいぐるみ」を引き取りに行きます。しかし、引取りの窓口と指定された所に、一平くんの本人(本蛙?)がいました。その周囲には撮影する人でいっぱいになっており、指定された場所に近づくことができません。
 なお、一平くんの相棒的存在である、伊予柑太も来ていたのですが、浦和のサポーターが彼を見て「何か、凶悪なのがいるぞ」などと言っていました。まだまだJ1のファンには浸透していない、という事なのでしょうか。
 というわけで、少々手間がかかりましたが、念願の「一平くんぬいぐるみ」を手に入れました。続いて、スタジアム内で販売されていた「牛タン丼」などで昼食を取りました。これもなかなかの美味でした。

 そうこうしているうちに、試合開始時刻が近づいて来ました。愛媛からもバス2台で応援ツアーが組まれており、かなりのサポーターが来ています。そして、試合開始前には、ビッグフラッグの掲出もありました。
 そして試合開始となりました。当初は、愛媛が攻勢になる場面もありました。しかし、前半9分、FKを決められて先制を許します。
 その後も、愛媛がボールを持つ時間も多く、惜しいシュートを放った場面もありました。これなら前半中に追いつけるかとも期待していたのですが、前半終了間近の38分にコーナーキックから追加点を奪われ、2対0となってしまいました。
 後半は、一転して、浦和にボールを持たれ続けてしまう、より苦しい展開になりました。愛媛が攻める場面はほとんどありません。
 後半29分には福田選手を投入しますが、その直後の32分に守備の隙をつかれてゴール前に攻めこまれ、3点目を失ってしまいます。これで、試合はほとんど決まってしまいました。
 そして、アディショナルタイムに入ると、愛媛は今期限りでの引退を発表している三上選手を投入します。数分ですが、これがプロとしての最後のプレーとなるわけです。
 その三上選手がゴール前に上げたボールを福田選手がヘディングで押し込み、愛媛が1点を返しました。しかし、その直後に笛が鳴り、3対1で試合は終わりました。
 終了後、浦和のサポーターから「三上コール」が流れました。三上選手が浦和出身という事もあったのでしょうが、有難い事だと思いました。
 これで、今年の愛媛FCの全試合が終わりました。昨年に比べるとかなり後退してしまった一年でしたが、最後にこのような場所で観戦できたのは嬉しいことでした。
 監督の談話を聞いていると、守備力を中心とした来季の補強はある程度いい方向で進んでいるようです。ぜひとも成功させ、さらいは現戦力を底上げして、ここ数年の目標である8位以上を実現させてほしいものだ、と思いました。

2011年12月17日 23:52