2011年01月22日

白鵬関六連覇

 横綱の白鵬関が優勝を決めた一番をTVで見ました。一時期は、相手の把瑠都関がいい体勢を作ったように見えました。そして、把瑠都関が技を出しますが、その巨体の圧力をはねのけます。そして、膠着したかと思ったときに投げ技が一閃しました。
 これで史上三人目の六連覇を達成したわけです。今日の相撲は、それが当然と思えるほど、大関相手に力の差を見せていました。
 この調子でしたら、新記録の八連覇をおろか、十二連覇くらいしてしまいそうです。もっとも、昨年の連勝中も同じことを思ってましたが、結果的には69連勝を超えることができませんでした。
 連覇記録も同じように誰かが止めるのでしょうか。その力士が連勝記録と同様に稀勢の里関になれば面白かろう、などといろいろ考えを巡らせました。

 ところで、誰がどう見ても、現在の相撲界は「白鵬時代」なわけです。しかしながら、同じ読みである「柏鵬時代」というものが1960年代に存在しました。これは、当時の横綱だった大鵬関と柏戸関の名前から来ています。
 しかしながら、この「柏鵬時代」は、大鵬関が六連覇を二度達成した事や、両者の優勝回数に27もの差がある事からも分かるように、実質的には「大鵬時代」でした。
 故・柏戸関には悪いとは思いますが、これを機に、遡って1960年代を「大鵬時代」と改称し、現在の「白鵬時代」との紛らわしさを避けたほうがいいのでは、などと思っています。

2011年01月22日 22:08