2011年07月24日

愛媛FC、7,634人の観客の前で連敗止める

 3連敗中の愛媛は、ホームにここ6試合で負けなしの東京Vを迎えての対戦となりました。また、この試合は動員がかかっており、入場料は一般500円、高校生以下と65歳以上は無料、という料金設定となっていました。しかしながら、愛媛には動員をかけると負ける、というジンクスがあるそうです。
 というわけで、あらゆる点において愛媛劣勢と思われる試合を、久々にTV観戦しました。愛媛のGKは前試合に続いて萩原選手となりました。また、大卒2年目の東選手がスタメンでJ初出場となりました。

 開始早々、相手のキーパーがポカをし、いきなり得点機を迎えます。しかし、東選手が惜しくも外し、J初出場初得点を挙げることができませんでした。
 その後も、好調の東京V相手に愛媛が押す展開になりますが、なかなか得点にはつながりません。その後、攻められる展開になるも何とか守り、今月初めて前半を無失点で終えました。
 そして後半開始早々、愛媛が攻めこみ、最後は斎藤選手が決め、愛媛が先制します。
その後も、キーパーと1対1になるなど好機を何度か得ますが、追加点は挙げられません。
 しかし、後半32分、FKでゴール前に上がったボールを阿部選手に頭で合わせられ、追いつかれてしまいました。
 ここ数試合の両チームの調子からすると、これで悪い流れになったかと思われました。しかし後半37分、相手ゴール近くで石井選手が、相手の森選手に防御された際に、顔を蹴られてしまいます。石井選手は負傷退場となってしまいましたが、愛媛はPKを得ます。
 そして、これを斎藤選手が落ち着いて決め、再びリードを奪いました。
 そして90分を終えますが、アディショナルタイムは異例の7分となりました。そして途中から愛媛が攻勢となりますが、得点は狙わず、時間稼ぎに出ます。それに伴い、斎藤選手が遅延行為でイエローカードを取られる、という一幕もありました。
 結局そのまま2対1で愛媛が勝ち、6試合目ぶりの白星を挙げました。ただ、この終わり際が尾を引き、東京Vの選手が怒ったり、サポーターの間でもみ合いが発生するなど、やや後味の悪い事も発生しました。なお、観客数は7,634人でした。動員はそこそこ成功したと言えるでしょう。
 すっきり快勝とは言えませんでしたが、長いトンネルを抜けたのは大きかったと思います。これを機に、再び上昇気流に乗ってもらいたいものです。

2011年07月24日 22:32