2013年04月06日

作ったようなタイミング

 夜まで仕事をしていました。予報通り、外からは風の音が聞こえます。
 電車で帰宅しても、外を歩く時間は合わせて10分程度です。
 とはいえ、これだけ風が強いと、その10分でどれだけ体力が削られるか不安になり、「タクシーで帰ろうか・・・」などという思いが頭をよぎりました。
 しかしながら、職場のあたりは商店街で、流しのタクシーを拾えるような場所ではありません。事実、仕事の行き帰りでタクシーを見ることはほとんどありません。
 ならば、駅近くにあるタクシー会社に迎車を頼もうか、しかし、呼んでも家まで1,000円かからないしな・・・などと迷っていうちに面倒になり、「やはり電車で帰ろう」と思いました。
 そして、建物を出たら、目の前に空車のタクシーが通りました。10ヶ月くらいここで働いていますが、空車のタクシーを目の前で見たのは初めてです。
 一瞬、どうしようかと思ったのですが、こちらが何もしないのに、タクシーは止まって扉を開けました。
 さすがにこれは乗るよりないと思って中に入ったら、運転手さんは言い訳するように「手を上げたように見えたので・・・」と言いました。
 というわけで、890円ほど奮発して濡れずに帰宅しました。
 思ったほど、風雨は強くなく、結果的にタクシーに乗る必要はなかった感じでした。とはいえ、まあ、このような奇妙な「間合い」を感じるためにかけた費用と考えれば、損はなかったかも、などと思いました。

2013年04月06日 23:57