2013年03月28日

あてにならないシール投票

 スーパーに行ったら、ペットボトルの日本茶の試飲をやっていました。
 飲んでみたところ、販売員さんに「旨味はありましたか?」と尋ねられ、シールを渡されました。
 何のシールだろうとおもって顔を挙げてみたら、「この緑茶に旨味はありましたか?」という質問があり、「ある」と「ない」の所にそれぞれシールが貼られていました。
 街頭などでたまに見る「シール投票」をやっているわけです。
 しかしながら、シールを貰った身としては困りました。はっきり言って、緑茶の「旨み」なるものが何なのかわかりません。
 これまで、緑茶を何百杯も飲んでいますが、ペットボトル入りだろうが、急須で入れたものだろうが、「旨味の有無」など考えた事すらありませんでした。
 とはいえ、タダで振舞ってもらったわけです。無下にするわけにもいかないと思い、「ある」のほうにシールを貼りました。
 同じ事を考えている人がほとんどのようで、「ない」の所にはシールは一枚しか貼られていませんでした。
 そのような心理を経験しただけに、「この投票結果って何か意味はあるのだろうか?」と思いました。
 同時に、そのような心理的圧力に負けずに、「ない」にシールを貼った見知らぬ人には、少なからぬ敬意をおぼえました。

2013年03月28日 23:57