2013年02月06日

雪予報と間引き運転

 今日は1月14日並に雪が降る、と昨日の天気予報で言われていました。
 それを受け、鉄道会社は前日のうちから、遅れを見越した「間引きダイヤ」を決定していました。
 しかしながら、予報通りに雪は降らず、間引きに起因する電車の混雑のみが問題になってしまう、という結果となってしまいました。
 これについて、「雪が降らない時点で本来のダイヤに戻すべきだった」と、鉄道会社を批判する向きが多いようです。
 しかしながら、それはどうかと思います。たとえば、仮に朝の時点で小雪がちらついていた場合、どうするのか、という問題があります。
 それを見て、「通常ダイヤで大丈夫」と決定したあと、大雪になってしまったら、「なぜ事前に大雪予報が出ていたのに、間引きダイヤを撤回したのか」と批判されてしまう事でしょう。

 むしろ問題なのは、前日に大雪の予報がされているのに、通常通りの通勤を前提として業務を設定していた各企業・団体なのでは、と思いました。
 もちろん、その前提として、各企業・団体にそのような余裕を持つことができない、現在の社会システムがあるわけです。
 そのあたりで、もっと余裕があれば、今朝の通勤問題も発生しなかったでしょう。
 たまたま自分が休みだった、という事もあるのですが、そのような事を考えさせられた一日となりました。

2013年02月06日 22:08