2013年01月12日

最悪の初対面

 かなり年の離れた大学の「先輩」と初めて会う機会がありました。別に先輩といっても、これまで何か世話になっていたり、同じサークルに所属していた、などというわけではありません。ただ同じ大学を出ているだけです。
 そこそこ老境に入った年齢の人なのですが、人生の年輪を感じさせる発言は一言もありませんでした。そして、そちら側の都合ばかり主張して、初対面の自分に対し、無条件でそれに従え、みたいな事を終始言っていました。
 確かに先輩後輩でありますが、そんな服従をする義理など何もありません。しかしながら、向こうはそれが当然のように話してくるわけです。
 会話している間は、何とか我慢できましたが、別れた後は、「もう二度と顔を見たくない」と思いました。初対面の人にそのような感情を抱いたのは初めてです。
 ある程度長い人生をこれまで送ってきたわけです。その間、ずっとこのような無神経をやりながらやっていけたのでしょうか。それとも、それだけ生きてきた結果、「後輩」であれば、このような失礼千万な事を言ってもいいのだ、という結論に達したのでしょうか。
 いずれにせよ、同じくらい年を取った時、自分はそのようにはなるまい、と強く思いました。同時に、これがその「先輩」に受けた最初で最後の「教え」になったな、とも思いました。

2013年01月12日 22:40