2012年10月02日

京成ダイヤ改正・前編

 京成のサイトを見たら、ダイヤ改正の案内が出ていました。毎日のように乗っていますが、駅でも車内でもダイヤ改正の案内をみた事がありません。なぜサイトだけなのだろうか、と不思議に思いました。
 それはともかく、改正の目玉は、スカイライナーの増発と、アクセス特急の速度向上でした。後者については、押上-成田空港間が9分も速くなるとのことです。
 普通なら、車輌・停車駅・経路のいずれも変えずに9分も時間を短縮することは不可能です。しかしながら、アクセス特急に乗った際に、そのダイヤのおかしさを痛感した経験があるので、この発表には驚きませんでした。

 自分が乗ったのは空港第2ビルからだったのですが、しばらく走ると、いきなりなにもない所で停車しました。その区間は、京成とJRが並走しており、ともに単線となっています。
 その止まった場所だけ信号所ということで複線となっており、そこで対向列車を待っていたのです。
 数分後にすれちがい、次の成田湯川駅に着いたら、またアクセス特急は止まりました。今度は、スカイライナーの追い抜き待ちとの事でした。
 せっかく、北総線内では120キロ出しても、これでは意味がありません。実際、既存の京成本線経由である快速特急と、所要時間は10分も違いませんでした。
 その無意味な待避をやめれば、確かに9分くらい短縮できるでしょう。今更という気もありますが、まあ、改善することはいい事だと思いました。
 その改善ができるのならば、ぜひとも京成津田沼における成田方面と千葉線の接続改善も行なってほしいものです。ここでは、片方の電車が到着するのと同時に、もう片方の電車が出発する、という利用者に喧嘩を売っているとしか思えないダイヤが普通に組まれています。
 サイトの改正概要にはそれについて何も書かれていませんでしたが、ぜひともアクセス特急同様、「ちょっと利用者の立場で考えればすぐに直せる改正」をしていてほしいものだ、と思いました。

2012年10月02日 23:53