2012年09月02日

表示削除・その2

 東西線に乗って都内に行こうとしました。西船橋駅で乗り換えようとしたのですが、駅の案内表示では先発が各駅停車で、次発がその7分後に出る快速、となっています。
 経験則からすれば、この快速が途中で各駅を抜くはずです。とはいえ、まだまだ発車まで時間もあることですし、確認しようと思って電光掲示板を見ました。
 以前は、各駅停車の場合、「この電車は葛西(もしくは妙典)駅で、快速に抜かれます」もしくは「快速電車の通過待ちはありません」という表示がされていたと記憶しています。
 ところが、1分ほど見ていましたが、その類いの表示がいっさいされませんでした。仕方ないので、検索サイトで、快速が先着することを確認しました。
 どうやら、「どちらが先に着くか」という表示をするのをやめたようです。不思議に思いつつも、理由を想像してみました。
 一つ思ったのが、混雑時の乗客分散でした。朝の通勤時、東西線の混雑度はかなりのものになります。統計を取ったところ、快速のほうが各駅より乗車率が高い事が分かり、乗車率を均質化するために、快速への乗車を促すような表示はやめよう、と考えたのかも、などと思いました。
 まあ、今日自分がやったように、携帯などで検索すれば、どちらが先着するかは分かります。したがって、特に自分にとって実害はありません。
 とはいえ、先日書いた、「標準所要時間の表示を消す」のと同様に、乗客に公開する情報を減らす、という方向性には少なからぬ疑問を感じました。

2012年09月02日 22:38