2012年04月13日

導線

 切符で津田沼駅の改札を出ようとしました。他駅同様、津田沼駅も切符・磁気定期券が使える改札はかなり減らされています。そこで、北側に2つ並んでいる切符使用可能改札機に行きました。ところが、そこだけやけに人が集まってきています。
 一瞬、やはりまだまだ切符や磁気定期券を使っている人が多いのだな、JRの改札変更は時期尚早だったのでは、と思いました。
 ところが、後ろで待ちながら見ていると、半分以上の人はICカードや携帯を読み取り機にかざしています。すぐ隣には、誰も使っていないICカード専用改札機が三つほど並んでいます。にも関わらず、そちらを使わず、列を作って切符併用の改札機を使っているわけです。

 不思議に思ってあたりを見ているうちに、あることに気づきました。
 ICカード専用改札機を増やした際に、津田沼駅では、切符が使える改札機を示すために、床にその旨を示す矢印を描きました。一部のホームから上がってきた人には、その矢印が階段を登っている時から目に入ります。
 どうやら、その矢印に誘導されて、ICカード乗車券を使用している人も、その改札に集まってしまっているようでした。
 さらに、そこだけ人が集まっているのを見て、「通れる改札はここだけなのだろう」と思ってしまう、というのもあるのでしょう。
 他の駅でも、同じような感じで「切符使用可能の改札機」を目立たせています。しかしながら、この状況を見る限り、それをやるなら、それらの改札機はICカード読み取り機能を殺して、「切符専用改札機」とし、切符・磁気定期券使用者とICカード使用者を完全に分離してもいいのでは、とも思いまいた。

2012年04月13日 22:23