2012年02月03日

発車メロディ後の放送

 御茶ノ水駅で、駅構内放送を聞いていました。ちょうど、快速と各停がほぼ同時に発車するダイヤになっていましたのですが、それぞれの発車メロディが鳴った後、駅員さんが「中央線快速、高尾行きが発車します」「各駅停車、三鷹行きが発車します」と言っていました。
 階段を降りてホームに向かい人が、これを聞いたらどう思うでしょうか。少なからぬ人が、「発車メロディが鳴ってはいるが、まだ駅員の案内は続いている。ならば急いで乗れば間に合うだろう」と考え、階段を駆け下りるでしょう。
 駆け込み乗車が発生するたびに、車掌さんは「思わぬ怪我をする可能性もあるし、遅延の原因にもなりますから、駆け込み乗車はおやめ下さい」と怒った口調で車内放送します。
 その一方で、駅の構内では、「今発車メロディが鳴っている電車は○○行きです」と、その方向に行きたい人に、駆け込み乗車を煽っているわけです。
 もちろん、駅員さんだって駆け込み乗車を歓迎しているわけではないでしょう。そう考えれば、発車メロディが鳴った時点で、「三鷹行き、発車します」などと言わず、「2番線の電車にはもう乗れません。不運だったと諦めて、いさぎよく次の電車を待ちましょう」と放送したほうがいいのでは、と思いました。

2012年02月03日 23:51