2011年12月18日

一つの時代が完全に終わる

 ある用事で、急にフロッピーディスクが必要になりました。といっても我が家にはもはやそのような物は存在しません。それどころか、全部合わせて6台あるPCのうち、フロッピーディスクドライブがあるPCすら1台しかありません。
 そこで、秋葉原のヨドバシに行ってみました。あれだけの売り場面積があれば、1枚くらいは売っているのでは、と期待したのです。しかし、どこにも見当たらず、店員さんに尋ねたところ、「販売終了になりました」と即答されました。
 考えてみれば当然で、4Gのデータが入るUSBメモリが700円弱で手に入る時代です。その4000分の1程度の容量しか入らない外部記憶装置など、商品として存在できないのも当然でしょう。
 子供の頃、弟が使っていたPCをいじったりしていたのですが、その時の記憶装置はカセットテープでした。それに対し、大容量かつ読み込み時間の短さという事でフロッピーディスクは登場しました。初めて使った時は、従来と全く違うデータ読み込み・保存の能力に驚かされたものでした。
 それが、30年経って、ついに完全に消滅したわけです。当然の流れとはいえ、時代というものを感じさせられました。
 同時に、CD-Rあたりも、そう遠くない将来に、同じ道をたどるのだろうか、などとも思いました。

2011年12月18日 23:09