2011年12月07日

超殿様商売

 職場に、Microsoftからの「ライセンス調査メール」が届きました。端的に言えば「お前らの会社が不正インストールをしていないか調査する。こちらの作ったシートに答えを書いて速やかに送付せよ」という内容です。
 さらに、回答すると「調査結果」が届き、「お前らの答えを調べた所、Windowsのライセンス数とOfficeのライセンス数に違いがあった。OfficeなしでWindowsを使っているPCがあるなら理由を記載せよ」みたいな再質問が届きました。
 別に、WindowsPCにOfficeを入れなければいけない決まりなどないと思うのですが・・・。だいたい、それを購入者が答える必要があるのだろうか、と思いました。
 しかもその「回答用紙」が非常に字が小さく、しかも一画面に収まらないExcelシートなのです。それを読むだけで一苦労させられます。
 もちろん、不正インストールは悪質な犯罪で、取り締まられてしかるべきです。とはいえ、金を貰ってライセンスを売った側が、このような高圧的かつ書くのが面倒な「調査シート」を送りつけるのでしょうか。率直に言って、「何様のつもりだ?」と思いました。
 その難解な「調査シート」の解読に苦労している時に、よりによってMicrosoftからの営業電話がかかってきました。忙しいので適当にあしらおうとしたのですが、しつこく質問を続けてきます。
 そして、「今、どんな課題に悩まれていますか?」などと尋ねてきました。そこで「御社から送りつけられた、異常に読みづらいライセンス調査シートの回答が最大の悩みです」と答えたところ、先方の態度が一変し、即座に電話を切ってくれました。
 面倒な思いをしましたが、Microsoftの鬱陶しいセールス電話の断り方を習得できたという点では意義があったかな、などと思いました。

2011年12月07日 21:45