2011年11月22日

インクジェットプリンタの大産地

 しばらく前から、タイの洪水の話はニュースで見ていました。しかしながら、タイに知り合いがいるわけでもなく、また職場も海外と基本的に関係ない会社だったので、他人事でしかありませんでした。
 そんな事を思いながら、今月末に予定されていた、現在プリンタが設置されていない約30ほどの拠点にインクジェットプリンタを導入する作業計画を立てていました。
 そして機種選定ならびに設置スケジュールをまとめ、後は仕上げとばかりに、メーカーにプリンタの発注をかけようとしました。すると、「ご希望の機種はタイの洪水の影響で入荷見込みが立っておりません」という回答をもらいました。
 不勉強といえばそれまでですが、まさかタイの洪水がプリンタの供給と密接に関係しているなど、夢にも思っていませんでした。
 そこで慌てて計画を練り直し、メーカーに即納品の有無とその納期を確認するなど、てんやわんやになりました。さらに、どうしても足りない分については、故障したけれど修理代が高くて放置しておいたプリンタを慌ててサポートセンターの即日修理に持っていきました。そして、やっと台数を揃えました。
 これまでタイと言えば、オレンジの衣を着たお坊さん・ムエタイ・トムヤンクン、くらいの印象しかありませんでした。それが実は、普段使っているインクジェットプリンタの大産地だったわけです。
 世の中には、分かっていそうで分かっていない事が山ほどある、と改めて思った一件でした。

2011年11月22日 23:52