2011年09月07日

入れ替わり

 久々に秋葉原の奥に行きました。すると、約4年前に閉店して以来ずっと空き家だった、ラオックスのザ・コンピュータ館の跡地に、駅前にあった古同人誌などを扱っている大手漫画書店「K-BOOKS」が移転していました。
 ビルの名前は「AKIBAカルチャーズZONE」となっており、現在は2階までの営業ですが、10月末には全館で営業を開始するとのことでした。
 かつてここにあったラオックスは、秋葉原で最大規模の誇るPC関連の店でした。20代の頃から私も、秋葉原に行ったら、必ずここに寄っていました。
 そんななか、ある日、その向かいにある、極めて古い三階建てビルの最上階に、古同人誌屋の「とらのあな」が開店しました。何度か行きましたが、古びた急な階段を登って三階に行くときは、エレベーター・エスカレーター完備である向かいのラオックスとはえらい違いだな、などと思ったものでした。

 それが今はラオックスが撤退し、一方で「とらのあな」は中央通りに自社ビルを構えるまでになっています。そして、そのラオックスの跡地に同業の「K-BOOKS」が入ったわけです。
 ついでに言うと、そのビルから歩いて数分のところに、かつてPCパーツを良く買っていた店がありました。今はそこも潰れ、跡地には「まんだらけ」ビルが建っています。
 今の秋葉原の傾向を考えれば、極めて自然な流れです。とはいえ、それを見た時は、かつての事を思い出し、少なからぬ感慨がありました。
 まあ、何にせよ、懐かしの「コンピュータ館」の跡地に入れるのは嬉しいことです。今日は時間の都合で外から見ただけですが、全館オープンの暁には、かつて通っていた建物がどう生まれ変わったのか、じっくり見てみたいと思っています。

2011年09月07日 23:55