2011年06月22日

昔ながらのあっさりした?

 数カ月前に駅前にできたラーメン屋の前を通りかかりました。入り口に冷やし中華のポスターが貼ってあり、「昔ながらのあっさりした味」と書いてありました。
 そういえば、今年はまだ冷やし中華を食べていなかったな、などと思い、入ることにしました。注文したところ、後から来た客が頼んだラーメンが来たのに、こちらの冷やし中華はまだです。それだけに、「よほど気合を入れて作っているんだな」と期待が増しました。
 ところが、そこまで待って出てきた皿を見たときは驚きました。皿の縁に、少なからぬ量のマヨネーズが盛られているのです。
 自分はもともとマヨネーズは嫌いです。しかし、それを割り引いてもこれは変だと思いました。昔の冷やし中華にはマヨネーズなどついていませんでした。さらに、これだけの脂肪と卵の混合物がつけば、「あっさり」でもなくなってしまいます。
 可能なかぎりよけましたが、やはり少なからぬ量がスープに混ざりこんでしまいました。もちろん「あっさり」とはほど遠い味でした。
 これほどまでに「看板倒れ」の商品を見たのは久しぶりでした。当然ながら、この店で食べるのは、これが最初で最後となりました。

2011年06月22日 23:53