2011年06月13日

世界10位の新聞

 海外のサイトに、世界の新聞発行部数ランキングが載っていました。1位は読売で1,400万部となっています。ただし、先月の読売発表によると995万部との事でしたから、少々古いデータのようです。
 いずれにせよ、このランキングを見ると、日本の新聞社が世界的に見て圧倒的な部数を発行していることがわかります。何しろ、上位10社のうち、7社までが日本の新聞で占めているのです。
 子供の頃、よく「クオリティーペーパー」として名前を聞いていた「ニューヨーク・タイムズ」の部数は静岡新聞以下だというのですから驚かされます。
 そんななか、全世界ベストテンに入っていたのが東京スポーツでした。姉妹紙の中スポ・大スポ・九スポも含んでの数字なのでしょうか。
 その東スポの象徴といえば、何と言っても一面の見出しです。昔、ラジオ番組で東スポの編集者が「一般スポーツ紙の一面が、『○○選手、活躍』という見出しになったら、我々は『○○選手の活躍の裏にオンナあり』という見出しを作る」と言っていたのは、今でもよく覚えています。ちなみに、今日の一面見出しは盗撮被害者のでした。
 これで「世界10位」とは・・・と一瞬思いました。しかし、落ち着いて感がてみれば、特に最近は他のベストテン入りした新聞も似たようなものです。ちなみに昨日の経済新聞の一面には、「風力発電のトラブル>福島原発事故」という前提での原発推進記事が載っていました。
 そう考えると、この「東スポ世界ベストテン入り」は、日本の新聞の部数と中身の関係を象徴するものなのかも、などとも思いました。

2011年06月13日 23:43