2011年03月30日

調査と成果

 本屋に行ったら、菓子メーカーがアンケートをやっていました。単なる質問だけでなく、実際にポテトチップスの試作品を食べて回答する、というかなり大掛かりなものです。折角なので参加してみました。
 内容は、似たような味のポテトチップスを何種類か食べて、「これのうち、○○というイメージに一番近いのはどれか」というものでした。かなり細かい味の違いから印象を答える、という作業はなかなか面白いものでした。

 同時に、メーカーが人気商品を作り出すために、いかに細かく味を設定しているのか、という事が分かり、興味深く思いました。
 そして、最後に回答御礼としてポテトチップスを一袋もらいました。アンケートの体験とあわせ、かなり得したと思いながら、帰宅後に食べたのですが、その味には別の意味で驚かされました。
 もともと、そのメーカーは辛いポテトチップスを売りにしているのですが、その商品には「辛さ5.55倍」と書かれていました。その言語に偽りはなく、食べてみたところ、辛味パウダーの味しかしませんでした。
 何とか頑張って食べていましたが、そのうち「何で自分はこんな所で、辛味に耐える修行をせねばならんのだ」と我に帰りました。そして、勿体無いですが残りは廃棄しました。
 そして同時に、「この商品も、あのようなアンケートの結果で作られたのだろうか。もしそうならば、大掛かりなアンケートをやってもあまり効果がないのでは?」とまで思ってしまい、先ほどまでの「お得感」も一気に消えてしまいました。

2011年03月30日 23:13