2011年03月28日

運休情報の謎

 帰りに改札を出ると、県内を走るJR路線の「運休情報」が掲載されています。そのなかで、地震の被害を強く受けた鹿島線などと一緒に、さほど被害があったとは思えない久留里線が、連日昼過ぎから夕方にかけて全線運休となっています。
 一応、計画停電のため、みたいな理由付けがされています。とはいえ、この線は非電化ですから、他に県内を走っている路線よりは停電の影響を受けないはずです。また、それ以前の問題として、計画停電が実施されようとされまいと早々と運休が決まっています。
 ちなみに、さほど離れていない地域を走る、私鉄や第三セクターの非電化路線は、特に運休していません。

 それらから考えると、これは単に、「普通に走らせても赤字だから、運休させたほうが損しない」という理由でやっているのでは、と思います。
 「鉄道」の「鉄」が「金を失う」に通じる、という理由で、「金へんに矢」などという日本語に存在しない文字をロゴ文字にしているほどのがめつい会社です。したがって、震災だろうと停電だろうと、儲けにつながるものは何でも利用しよう、という発想なのでしょう。
 まあ、春休みなので、普段その時間帯に利用している通学者が減る、という事も加味しているとは思います。とはいえ、もう少し、沿線の利用者の事を配慮してもいいのでは、と思った、「計画停電による運休告知」でした。

2011年03月28日 22:43