2011年03月10日

経験による省略ががもたらす危険性

 似たようなトラブル対処を何度もやっていると、ある程度経験値が上がります。そして、トラブルの原因を類型化できます。その結果、原因の究明並びに正しい解決策への到達が早まります。
 ところが、その経験に頼りすぎた結果、立て続けに、原因の究明に失敗しました。いずれも、過去の経験から「この現象なら、この可能性はないだろう」と切り捨てていたものが原因だった、という結果になりました。

 もちろん、多くの場合は、経験を活かすことにより、以前より圧倒的に早く解決に至っています。ただ、過去の事例から、可能性が低いとあっさり切り捨てたものに原因がある、というのが続くと、さすがに情けないものがあります。
 結論から言えば、まだまだ経験値が不足しているため、そのようなレアケースに対応しきれていない、という事なのでしょう。なかなか「経験を積んだ」という域に達するのは難しいものだ、と思いました。

2011年03月10日 00:25