2011年01月23日

機雷仮面

 朝、何となくチャンネルを回したら、ゴレンジャーの再放送をやっていました。子供の頃に見ていた作品なので懐かしさを感じ、そのまま見ました。
 オープニングが終わると、機雷仮面なる怪人の暗躍で、いきなりタンカーが爆発しました。しかも、東京湾でのタンカー爆発は頻発しており、東京湾内は機雷だらけだ、などという解説が平然と流れました。
 なんか普通に話していますが、この状況が及ぼす影響を考えると、とんでもない事になります。

 まず、東京湾口でタンカーが何度も爆発するわけですから、おびただしい量の原油が流れるわけです。これで、関東の漁業および、海水浴などの観光産業は向こう数年の間、壊滅確実です。
 しかも、東京湾を船舶が航行できないのですから、横浜港も東京港も使用不能です。当然ながら、その港から原料を得ている、工場や火力発電所も操業不能になるわけです。機雷除去にどのくらいの費用と時間がかかるか分かりませんが、一連の活動による経済損失は一兆円を軽く超えそうです。
 しかしながら、首領も幹部も、その事にはたいして言及せず、続いて機雷仮面が計画した、「ゴレンジャーの基地一斉破壊」の事ばかり論じていました。
 これほどまでに実害をおよぼした怪人や悪の組織はないと思うのですが、そういう自覚はないのでしょうか。
 意外な所で、史上最凶の怪人および悪の組織の存在を知ることができました。そして、これだけの事をしながら、大して目立った存在でない機雷仮面に哀れさ感じました。。

2011年01月23日 18:29