2010年11月10日

謎の同梱ソフト

 遠隔地の事業所に出張してインクジェット複合機の設定をしました。ドライバをインストールしたら、何やらアプリケーションのアイコンがデスクトップに出来ていました。
 それを開いたところ、スキャナのマークが表示されました。そこで、複合機に紙をセットし、そのマークを押すと、複合機が読み取りを開始し、画面に表示されました。
 なるほど、これが複合機同梱のスキャナソフトなのだな、と納得しました。それを現場の人に説明し、夕方の飛行機で戻りました。

 ところが、しばらくして、そのソフトがよく固まる、という苦情が現地の人から届きました。色々調べたのですが、原因がわかりません。仕方ないので、再インストールもしたのですが、状況は全く改善されませんでした。
 そこで、複合機のサポートセンターに問い合わせたところ、「ドライバをインストールした時に、当社作成のスキャナソフトも入っています。そちらを使ってみてください」と言われました。
 別に、デスクトップにアイコンがあるわけではありません。そこでスタートメニューから開いて、それを使ってもらったところ、問題なく動作しました。
 問題が解決したのはいいのですが、ならばなぜ、そのような不具合があるサードパーティ製のアプリが自動的にインストールされ、かつそれだけがデスクトップに表示されるのだろうか、と疑問に思いました。
 オフィシャルの読み取りソフトで事足りるなら、何もそんな不便なアプリなどインストールする必要はないわけです。
 今まで、色々なハードウェアを設定しましたが、こんな奇妙な事は初めてでした。不可解な事をするメーカーだな、と驚き呆れました。
 もっとも、自分がきちんとマニュアルを読み、また不具合の問い合わせを受けた時に、すぐメーカーのサポートに電話すれば、もっと早く問題は解決できていたわけです。
 メーカーもメーカーだが、自分も自分だ、と反省させられた一件にもなりました。

2010年11月10日 23:51