2010年11月09日

他国向け案内表示の実用性

 仕事でゆりかもめに新橋から乗りました。すると、隣に中国から来たと覚しき観光客の人に、「台場」と書かれたメモを見せられ、英語で「この電車はここに行くか?」と尋ねられました。
 「YES」と答えたら、その人は隣に座りました。そして、レインボーブリッジを渡り、「次はお台場海浜公園です」という車内放送が流れたら、下車しようとしました。
 そこで、「next station」と片言の英語で説明しました。そして、次の台場で席を立ち、軽く礼を言って下車しました。

 ゆりかもめには、日英中韓の四ヶ国語の案内表示に加え、駅ナンバリングも行われています。しかしながら、これらの外国人向けの表示は、私に駅を尋ねた人には何ら意味をなさなかったわけです。
 そんな事をするよりも、「お台場海浜公園」と「台場」駅を隣接させるという、誤解を招くような駅配置をやめるほうが、よほど外国人向けサービスになるのでは、と思いました。
 特に、ナンバリングのほうですが、仮にその人が「私はU-07に行きたい」などと訪ねても、こちらとしても答えようがなかったでしょう。改めて、この仕組みの無意味さを実感させられました。

2010年11月09日 23:54