2010年10月18日

顔の判別

 昨日に続いて、同窓会での話を一つ。
 会場に、中学時代の写真を持ってきた人がいました。その中に、中学一年時の集合写真がありました。当時のクラスメイト達を見ていたのですが、一発で分かる人、名前を見れば思い出せる人、存在すら忘れてしまった人など、いろいろいました。
 そんな中、自分の写真を探したのですが、パッと見たところ、それらしき人はいませんでした。名簿と照合してやっと見つけたのですが、本当に自分だろうか、と思いました。

 ところが、会う人はみな自分を見て、「全然変わっていないね」と言います。自分では分からないのに、他人にはすぐ分かる、というのは不思議な感じでした。
 ちなみに、自分の学年以外の写真もあり、姉や弟も写っていたのですが、これまたパッと見ただけでは誰だかわかりませんでした。
 考えて見れば当たり前で、自分にしろ身内にしろ、今でも顔を見る機会があるわけです。当然ながら、中学時代とは年齢を経たぶん、細部が変わっているのは当然です。
 一方、久しぶりにあった人は、おぼろげな記憶のなかで、当時の自分の特徴だけを覚えているわけです。そして、今の自分を見れば、特徴が結びつき、「変わっていない」と思うのでしょう。
 いずれにせよ、自分では分からない「過去の自分」が、他人には一発で分かる、というのは面白い事でした。

2010年10月18日 23:58