2010年10月06日

ありえない案内

 国体の開会式に行くのに、幕張駅からバスでマリンスタジアムに行こうとし、バス停が分からず、結局タクシーで行ったと、ツイッターでフォローしている人が書いていました。
 なんでも、案内状のみならず、国体のサイトにも「幕張駅からバス」と書いてあったとのことでした。
 幕張駅からマリンスタジアムへ行くバスは、休日の日中で、短くて24分間隔、長い時には48分間隔、などという事すらあります(時刻表
 48分もあれば、その間に総武線で幕張本郷まで行ってバスでマリンスタジアムまで往復し、さらに総武線で幕張駅まで戻れてしまいます。

 そのようなダイヤで走っているバスを案内すれば、それを読んで幕張駅で降りた人がどれだけ迷惑をこうむるか、ちょっと考えれば分かることです。にも関わらず、そのような案内を堂々と載せた人がいることには、呆れるよりありませんでした。
 かつて、幕張駅前に開かずの踏切があった頃には、海浜幕張方面に行くバスは一日二本くらいしかありませんでした。そのため、幕張駅の跨線橋階段には、「マリンスタジアム・幕張メッセに行く方は、幕張本郷駅からのバスをご利用下さい」という案内が出ていました。
 もしかして、開かずの踏切がトンネルになって、幕張駅から海浜に行くバスが増設されたため、その表示がなくなったのでしょうか。
 確かに往時よりは便利にはなりましたが、日本でもトップクラスの運行本数を誇る幕張本郷駅発とは次元が違いすぎます。総武線から海浜幕張およびその近辺にある施設に行く場合は、幕張本郷で降りるのが最善、という事になんら変わりはありません。
 いずれにせよ、案内を書くときは、もう少し「もし自分が遠方から来てその案内を読んだら」という事を考えて作って欲しいものだ、と強く思いました。

2010年10月06日 23:56