2010年09月30日

ICカード専用改札増設

[ 交通 ]

 職場の最寄り駅に、ICカード専用改札を増やす、という案内が出ていました。もちろん、改札の数を増やすわけではありません。
 しかも、既存の「ICカード専用でない改札」は切符・磁気定期券のみならず、ICカードも使えます。つまるところ、ICカードを使っていない人の利便性を下げているだけです。
 ちなみに、改札での人の流れを見ると、併用の改札機のほうが、ICカード専用改札機より人が流れているように思えます。おそらくは、仮に前の人が切符や磁気定期券を使っていてICカード専用改札を避けると、その後ろを歩く人は、自分がICカードを使っていても、つられてそちらの改札に行くためなのでは、と思っています。

 というわけで、磁気定期券使用者としては、この「増設」がきっかけで、ますます併用改札機が使いづらくなるのでは、と危惧しています。
 もちろん、JRは営利企業ですから、改札機を更新する際に、導入費用・運用費用とも安価なICカード専用機を導入したくなるでしょう。とはいえ、ICカードを使わない利用者だって金を払っている客なのですから、もう少しそちら側への配慮もしてほしいものだ、と思います。駅での案内においても「ICカードを利用しない方にはご不便をおかけしますが」の一言くらいあってもいいのではないでしょうか。
 あと、それだけ「ICカード優遇」をするのなら、西では実現している「一枚のICカード定期券に、二枚分の分割定期を登録できる」という機能を早く導入すべきなのでは、と毎度のことながら強く思いました。

2010年09月30日 23:57