2010年08月16日

ショウリョウバッタ

 相方と向かい合わせのような形で武蔵野線に乗っていました。すると、相方が私の上にある広告を見て「バッタ」と言いました。
 バッタを使った広告でもあるのか、と思って見上げたところ、銀行の広告に大きなショウリョウバッタが張り付いていました。落ちてこないのだから生きているとは思いますが、彫像のようにピクリとも動きません。
 武蔵野線には、周辺の緑が豊かな駅もあります。そのあたりを跳ねていた際に、何かの拍子で電車の中に紛れ込んだのでしょうか。

 我々が乗っている電車が走っているのは、バッタが「乗車」したと思われる地域とは異なり、人工物で固められた埋立地です。したがって、下手に捕まえて外に放したりしても、長生きできるとは思えません。
 したがって、気にはなりましたが、そのまま放置しました。乗っている電車は終点の東京に着いた後に折り返します。そして、再び、故郷に近づいたときに、心ある人に降ろしてもらえれば、などと思いつつ下車しました。

2010年08月16日 23:24