2010年07月03日

審判の日

 仕事帰りに道を歩いていると、若い外人さんが「審判の日」と書かれたTシャツを着て、チラシを配っていました。
 ちょうどW杯で日本人の審判が活躍している事もあり、審判に関するイベントでもやるのだろうか、と思い、チラシを見ました。すると、「この世の終わりは迫っている!聖なる神は2011年5月21日に審判の日をもたらす」と書かれていました。

 一部のインチキ宗教によくある、「終末予告」です。この類の宗教は山ほどあり、過去にも何十回も「地球最後の日」は予告されました。もちろん、それが全て外れたのは言うまでもありません。
 もちろん、この遠い異国でチラシを配っている青年は、純真にその教義を信じているのでしょう。果たして来年の5月22日、この青年はどうするのだろうか、と思いました。
 騙された事を知って、わざわざ日本まで行って無駄な時間を過ごし、かつ紙を無駄にした事を悔いるのでしょうか。それとも、教祖が新たに制定した「次なる審判の日」を信じて、再びビラをまくのでしょうか。
 紙に書かれている事は何一つ意味を感じませんでしたが、配っている青年の事は気になった、「終末予告」でした。

2010年07月03日 20:46