2010年06月17日

プロの「技術」

 図書館で「プロの聞く技術が身につく本」なるものを借りました。最初の1ページ目には少々興味深いことが書いてあったのですが、そこから事例こそ違えど、その1ページ目と同じことが繰り返されて「第1章」は終わりました。
 なんか薄い内容だな、と思って第2章に入ったら、いきなりメーラビアンの法則が出てきました。
 「法則」の中身はリンク先に記載されているのでここでは省略しました。ただとりあえず、私の経験からすると、この「法則」を援用している文章は信用に値しない、と考えて間違いないことは確かです。

 おかげで、即座に読書を中断し、時間の浪費を回避することができました。そう考えると、なかなか優秀な「法則」とも言えます。
 それにしても、同じような内容を何ページも書き続けた上に、眉唾物の「法則」を援用して本を出版できるわけです。本に書かれていた「プロの聞く技術」には価値を感じませんでしたが、このような本で収入を得るという、「プロ(?)の出版技術」がどのようなものなのか、というのには少々興味を持ちました。

2010年06月17日 23:43