2010年06月01日

街宣車三態

 中国の首相が来日し、職場近くのホテルに泊まりました。その影響で、昨日から街宣車が頻繁に訪れました。
 最初に来たのは右翼でした。ただ、とりあえず中国首相が来たから、音を出しておくか、という感じでした。したがって、軍歌などの騒音が耳障りではありましたが、何を言っていたかは印象に残りませんでした。

 次に来たのは中国の反体制組織による街宣車でした。私も、天安門事件などの国民弾圧や、現在の格差社会を生み出した中国政府に好感は持っていません。自国の人が反対運動を行ないたい気持ちも大いに理解できます。
 とはいえ、大音声で中国語でまくしたてられても、何がなんだか分かりません。まあ、国内のスポンサー獲得のための示威行為みたいなものなのでしょう。いずれにせよ、やはり耳障りなだけでした。
 最後に来たのは、自民党の宣伝カーでした。まあ、これは中国と関係はなく、単なる選挙運動です。民主党の批判を並び立てるのですが、中には、「それは自民党政権時代の政策に起因しているだろう」と突っ込みたくなる「批判」もありました。
 そういう意味では、右翼や中国反体制活動家よりは「聞きで」はありました。とはいえ、「仕事の邪魔になる騒音」という点いおいては大同小異でした。
 理由や目的がなんであれ、街中で不特定多数相手に大きな音を出すのは迷惑以外の何者でもない、とあらためて認識させられた一日でした。

2010年06月01日 23:53