2010年04月22日

自動生成広告

 ニュースで、「この石を入れると、家庭の風呂がラジウム温泉と同じ効力になる」という商品はインチキだ、という記事がありました。
 そして、その記事の上下には自動生成された「お風呂に入れるラジウム石」みたいな広告が載っていました。
 表示される単語を元に広告を掲載するわけですが、それを肯定しているのか否定しているのかまでは、システムで判断ができません。そのため、このような現象が発生するわけです。
 インチキ業者としては、高い掲載費を払ったにも関わらず、全く効果のない場所に広告が掲載されてしまうわけです。自業自得ではありますが、広告システムとしては問題でしょう。

 また先日、知人の死を悼むブログに、自動生成で「弔電はNTT東日本で」みたいな自動生成広告が載っていた事もありました。これまた読む人にとって、あまりいい気持ちがするものではないでしょう。
 他にも、このような「見当はずれ広告」は様々なところで見られます。そのような品質であり、かつ最初に買いたようなインチキ業者の宣伝もするわけです。そう考えると、あまり良質な媒体とは言えないのでは、と思います。
 現在でもネット広告は伸び続けていると言われています。ただ、このような品質のものが有名サイトに載っている状況を見ると、本当にこのまま伸び続けられるのだろうか、と思いました。

2010年04月22日 23:52