2010年04月16日

優先座席今昔

 朝は、座って寝るために途中で始発電車に乗り換えます。時間帯によっては、乗った直後は空席が残っていることもあります。そういう時は、「どちらの席のほうが寝心地がいいか」などと考えて席を決めたりすることもあります。
 今朝もそんな感じで、かなり寝やすい席を確保できました。そして、車内をちょっと見ていたら、一度座った席から立ち上がった若い人がいました。

 「おそらくは、自分同様、より寝心地のいい席を求めているのだな」と、一瞬は共感みたいなものをおぼえました。ところが、直後に彼が座った席を見て驚きました。何と、元々普通席に座っていたにも関わらず、優先座席に移動したのです。
 40過ぎた今でも、よほど疲れていたり、体調が悪い時でなければ、優先座席を使うことはありません。それだけに、30代もしくは20代に見えるその人が、わざわざ優先座席に移動したことには驚きました。
 確かに、現時点では席を選べるほどの混雑率です。しかし、都内に向かうにつれ、満員になっていくのは明らかです。そうなって目の前に高齢者が立っても、そこに座り続けるつもりなのでしょうか。
 最近は平然と優先座席に若い人がいるのを見るのは珍しくありません。とはいえ、わざわざ移動して来た人を見たのは初めてでした。
 優先座席に対する考え方が大きく変わっているのでしょうか、珍しく「ジェネレーションギャップ」を感じてしまいました。

2010年04月16日 00:21