2010年04月09日

究極の温暖化対策?

 「発電時に限定すれば、排出する二酸化炭素の量が火力発電よりは少ない」というだけの理由で、原子力発電所が「地球温暖化防止に効果がある」という宣伝がされています。
 その宣伝の中で、過去に起きた事および、現在も起きている様々な問題はほとんど報じられません。それらをちょっとでも知れば、「地球環境のために原子力発電所」などというのは、たちの悪いブラックジョークでしかない、という事が分かるのですが・・・。

 もっとも、人口密集地帯も含めた世界各地に原子力発電所を作り、それらでチェルノブイリのような事故が頻発れば、「温暖化対策」になるかとは思います。
 それだけの事故が起き続けて人類が滅びれば、化石燃料の使用を始め、地球温暖化の原因となっている人類の所作もなくなるわけです。必然的に温暖化も止まるわけです。
 少なくとも、「発電時に限定した二酸化炭素排出量」よりはよほどリアリティがある「原子力発電所による温暖化対策」と言えるのでは、と思いました。

2010年04月09日 23:56