2010年04月02日

60度傾いて通勤

[ 交通 ]

 朝からの強風で、千葉-東京間のJRは大変な状態になっていました。京葉線は既に運休で、幕張本郷駅に着いたら、バスを利用した振替輸送で海浜幕張に行く人の行列が、駅構内まで伸びていました。
 その京葉線利用者を振り替えていた総武線のほうも、かなりの遅れになっていました。しかも、東西線直通電車や、一部の折り返し電車を運休したため、車内の混雑率はとんでもない事になっていました。

 千葉県を走っていた間は一応、真っ直ぐ立っていました。しかし、駅ごとに乗り込んでくる人たちの圧力で、だんだんと姿勢を維持するのが困難になってきました。
 そして、最後には、座席の前に立っている棒で何とか倒れるのをこらえつつ、体が60度傾いたような形になってしまいました。
 しかも、混む上に、橋を渡る時は徐行になるのですからたまったものではありません。ノロノロ走りながら水面を見ていると、この時間が永遠に続きそうな錯覚までおぼえ、かなりげんなりしました。

 なお、後で調べたところ、総武線は最大50分の遅れだったのに対し、ほぼ並行している京成線は最大15分の遅れだったとのことです。
 強風時の運行判断基準が両社では違うのでしょうか。ここ数年、今日くらいの強風はいくらでも発生します。そろそろ、強風が発生した時にいかに運行を維持するかについて、本腰を入れるべきではないでしょうか。
 特に、すぐに風で止まる上に、振替輸送の手段もほとんどない京葉線については、抜本的な対策が必要でしょう。長期的な計画を立てて、防風シールドの設定などを行うべきなのでは、と強く思いました。

2010年04月02日 23:28