2011年09月27日

お茶くみ専門職の人件費60万円?

 読売と朝日の地方版にお茶くみ専門職員、人件費60万円…宮崎県議会(読売)、議会専属お茶出し職員 宮崎県 これで人件費年60万円(朝日)なる記事が載っていました。
 なんかお茶くみに大金を費やしているように見えますが、よく読んで見ると日給5,650円で議会用のお茶くみ職員を採用している、というだけの話です。それに議会の開催日数をかけて、「年間60万円」という数字を出しているわけです。仮に1日の実働が6時間だとしても、時給900円ちょっとです。「お茶くみ専門(?)」という労働の対価として高すぎるのでしょうか。
 さらに、読売の記事には別にお茶くみ以外にも、資料整理など雑用もしていると書いてありました。それを考えれば、この記事の見出しは、「議会の雑用を行う職員、人件費5,650円」で十分なわけです。
 書いた記者たちは「税金のムダ使いを糺す」みたいな印象を持ってもらおうと思っていたのでしょう。しかし、読む側としては、新聞社の器の小ささと程度の低さしか印象に残らない記事でした。

2011年09月27日 23:54