2011年08月29日

方向幕

[ 交通 ]

 都バスに乗るために錦糸町で降りました。ターミナルに止まっているバスの一台を見た時、不思議な懐かしさを感じました。
 といっても、別にレトロなデザインを施されたわけではありません。普通の塗色で、これまで何千回も見た事のある車体です。
 そのため、自分でもなぜそんな気分になったのか、一瞬不思議に思いました。
 しかし、数秒後に、その理由が「方向幕」にある事が分かりました。
 バスの行先表示の電子化は飛躍的に進んでいます。特に、地元のあたりでは、ほぼ100%に達しており、アナログの方向幕を見る機会はまずありません。
 そのため、久々に見た方向幕に懐かしさを感じたわけです。
 見慣れていたものが、気がついたら「懐かしいもの」になっていた、というのは、不思議な気分でした。もう何年かしたら、この「方向幕」には希少価値が出てくるのだろうな、などとも思いました。

2011年08月29日 23:51