2011年08月21日

貸切ランチバイキング

 ちょうど12時に津田沼に着き、昼食を取ろうとしました。いくつか候補を考えていたのですが、歩いていたらパルコ6階にある、インド人だけでやっているカレーバイキング店の割引チラシを貰ったので、そこに行くことにしました。
 ところが、お昼時であるにも関わらず、客が誰一人いません。隣にあるパン食べ放題を売りにしているチェーン店は、入店待ちの行列ができています。一方でこちらはガラガラなのです。
 不思議に思いながらも窓際の一番いい席に座りました。そしてカレー・ナン・サラダを食べましたが、特に不味いわけではありません。少々不思議に思いながらも、「貸切ランチバイキング」を楽しんでいました。
 そのうち、家族連れが来て、ランチバイキングを食べ始めました。こちらも、普通に楽しんでいます。そのため、さらにこのガラガラぶりが不思議に思えました。しかし、続いて老人の二人連れと、一人客が来た時、その原因が分かりました。
 いずれも、この店の仕組がよくわかっていません。しかし、店員は基本的な説明ができていないのです。結局、二人連れはランチバイキングの仕組みがわからず、かなり困惑した結果、通常メニューに変更していました。一人客のほうは、しばらく座っており、しばらくして店員に確認して、やっと「自分で取りに行く仕組み」である事を理解し、憮然とした表情で取り行っていました。
 この店の形態は、どこにでもある「カレーランチバイキング」形式です。したがって、我々や次に来た若い家族連れは、特に説明など聞かずにも店の仕組みを理解し、食べ物を取ります。しかし、それを知らない人に対しては、簡単でいいから説明をする必要があります。それすら出来ていなければ、客は戸惑うでしょう。
 値段も味も問題ないのですが、これではやはり一度は来た客もなかなかリピーターにはなってくれないでしょう。店員を全てインド人にするのも色々利点があるとは思うのですが、一番肝心な所が抜けてしまっています。せめて一人くらい日本語がきちんと話せる人がいれば、全然変わってくると思うのですが・・・。
 一番いい席で最初の半分は「貸切」だったのですから、自分たちにとってはかなりお得なランチになりました。ただ同時に、この状況が続くようでは、この店の存続はかなり危ないだろうな、とも思いました。

2011年08月21日 14:38