2011年04月13日

腹には代えられぬ

 昨晩寝ていると、猛烈な腹痛に襲われました。即座にトイレに行ったものの、その後も間断なく痛みが続きます。頭のほうは半分寝ていますが、やはりそんな時は悪夢しか見れません。
 そのため、腹痛と悪夢を往復するような感じで、布団の上でのたうちまわっていました。
 この状況を回避するにはどうすれば、と朦朧とした頭で考えているうちに、冷蔵庫にある正露丸の事を思い出しました。確かに、過去の経験から、これを服用すれば腹痛は止まることは分かっています。

 しかし、しばらく前に、正露丸というのは腹痛の元となる病原菌を殺すのでない、という情報を複数の病院サイトで書かれているのを読みました。神経を麻痺させて腸の動きと痛みを止めているだけで、根本的な要因はむしろ悪化する可能性がある、とそれらのページには記載されていました。
 そのへんは頭で分かっていたのですが、実際にこの苦しみのまま朝まで過ごせないな、と思い、服用することにしました。おかげで、とりあえず腹痛と悪夢のコンボからは逃れることができました。
 害がある可能性が高いと分かっていながら、目先の辛さから解放される道を選んだわけです。実際の苦しみの前には、理屈というものは弱いものだな、と痛感させられました。

2011年04月13日 23:27