2010年10月11日

墓参りと都まんじゅう

 墓参りに行きました。帰りには、八王子駅近くにある、「都まんじゅう」を買いました。このまんじゅうは、味もいいのですが、それ以上に印象に残るものとして、「店内をガラス張りにしての公開製造というものがあります。
 この饅頭は機械で作っており、金型に衣を入れるところから、最後に製品となるまで全て自動化されています。それを、全て見ることができるのです。

 子供の頃、初めてこれを見た時は、かなり心惹かれました。そして、墓参りの際の「楽しみ」となっていました。今回は、妹の子供が一緒に来ていたのですが、やはり興味深そうに、それを見ていました。
 初めて墓参りに行ってから30年以上経ちました。当然ながら、いろいろと街並みは変わっています。また、墓参りに行く我々も、それだけ年をとりました。その中で、この「都まんじゅう」の機械は何も変わらずに、今日も饅頭をつくっていました。
 世の中には変わりゆくものもあれば、そうでないものもある、というのは当然ですが、それを再認識させられました。同時に、もはや永遠に変わることがなくない存在である先祖たちに、我々の変化を伝え続けるためにも、もう少し墓参りの頻度を上げねば、と思いました。

2010年10月11日 22:53