2010年08月14日

スマートフォンと「ガラパゴス」

 別に携帯を買い換える予定はないのですが、スマートフォンに関する本を何冊か立ち読みしてみました。アイフォンやアンドロイドOSなどの名前だけは知っていたものの、本格的に機能を調べるのは初めてです。
 で、いろいろと見てみたのですが、ワンセグ機能がついているのが二種類くらいで、おサイフケータイ機能はどれにもない、と知ったときはかなり驚きました。
 確かに、PC同様に使える機能がある、というのは人によっては便利なのでしょう。ただ、私のように、家でも職場でも自分専用のPCがあり、移動中にPCメールやPC向けサイトをチェックする必要が特にない者にとっては、あまり意味がありません。

 別にメールもサイトも携帯用のを見れば事は足ります。確かに、PC用ページのほうが情報量は多いですが、逆に携帯向けに作られたページのほうが要点のみ記載されていて、簡単に必要情報を得ることができる、という利点もあります。
 確かに、スマートフォンは画面が大きく、従来の携帯よりたくさんの情報が表示できるでしょう。とはいえ、1280×1024のPC画面と同じ表現力があるとは思えません。結局、PCの置き換えはできないわけです。
 まあ、自分の生活パターンに加え、ゲームをやらないために「アプリを好きなだけインストール」に魅力を感じなかった事もあるのでしょう。いずれにせよ、これなら従来の携帯の方が便利だ、と思ったのが正直な感想です。
 スマートフォンが出始めた頃から、日本製の高機能化した携帯を、「日本専用に発展して他国では通用しない」という意味で「ガラパゴス携帯」などと揶揄されました。しかし、この機能説明本を見た限りでは、やはりガラパゴスだろうと何だろうと、日本人には日本で進化した携帯のほうが適しているのでは、と思いました。

2010年08月14日 23:59