2010年06月11日

特殊な文化を海外に発信

 アクセスログを見ていたら、香港から、Googleの翻訳を使って閲覧した履歴がありました。
 元々は自分が書いた物が、ページデザインはそのままで、自分が理解できない言葉になっている、というページを見た時は、少々奇妙な感覚にとらわれました。
 で、いったい何を検索したのだろうか、と思って確認したところ、大槻ケンジさんの「ホモ映画館の中では・・・」という随筆の感想でした。

 これは、大槻さんが行ったホモ映画館で上映された「おバカ映画」の「化石ギャグ」を論じた表現が秀逸で、その感想を記事にしたものです。したがって、映画館内での「男達の世界」に関する事は何一つ書いていません。
 ところが、なぜか、検索エンジン受け(?)がよく、GoogleでもYahoo!でも、「ホモ映画」や「ホモ映画館」で検索すると、最初のページで表示されます。そのため、その検索語句でアクセスしてくる人は以前からいました。
 しかしながら、わざわざ香港から翻訳機能を使って見に来る人がいるとは思いませんでした。
 自分も、たまに自動翻訳で外国語のページを読むことがあります。そして、機械による不完全な日本語訳を懸命に「再翻訳」して意味を理解したものでした。
 おそらく、この人も同様の苦労をしたことでしょう。その結果が、本来の目的とはほとんど関係のない「おバカ映画の感想」だったわけです。その苦労と空しさを想像すると、なんか申し訳ないような気持ちになりました。

2010年06月11日 23:56