2010年10月14日

現実離れした絵

 数日前にコンピュータの将棋プログラムと女流棋士の清水市代さんと対戦して、コンピュータが勝った、というニュースを見ました。
 今回対戦したコンピュータは、169台676コアというスペックだそうです。最近のハードウェアの事はよく分からないのですが、とりあえず、かなりとんでもないスペックだという事くらいは想像できます。
 ところが、そのようなスペックのマシンを組む一方で、情報処理学会は、別の意味でとんでもないイメージイラストを発表しています。

 この絵を見たとき、ふと15年くらい前の将棋専門誌で、今回の対局者である清水さんが将棋プロの似顔絵投稿企画の審査員を行った時の事を思い出しました。
 その総評において、、「(前略)現実離れしたものもありましたが、未来を予感させるものがあり(後略)」という一言がありました。
 まさかその時はさすがの清水さんも、このような「現実離れをした」イメージイラストを持つコンピュータと自分が対戦する、などという「未来を予感」することはできなかったでしょう。
 せっかくだから、対局後の談話でも、この現実離れしたイメージイラストに関する談話も発表すればよかったのに、などと思いました。

2010年10月14日 00:00