2010年07月15日

終わったり伸びたり

 WindowsXPサービスパック2のサポート終了と、Windows7をXPにダウングレードして購入できる期間の延長が相次いで発表されました。
 現時点でXPを利用している企業の事を考えれば、ダウングレード販売の延長は当然と言えます。一方、古いサービスパックのサポート終了も自然の流れではあります。
 とはいえ、この二つをほぼ同時に発表する、というのはタイミング的にどうかと思いました。とりあえず、「XPのサポート終了」という見出しを見れば、少なからぬ人が「XPはもう使えないのでは?」と思う可能性が高いわけです。実際、私もそのような質問を職場で受けました。

 マイクロソフトとしては、本当はXPのダウングレード購入などやめたいが、現実的に不可能だという事が分かっているからこそ、今回の措置をとったわけです。とはいえ、新たなOSの切り替えを促したいという意図があるのもまた事実です。
 今回、二つの情報を同時に流したのは、そのあたりの複雑な心境の現れなのでは、などと思いました。
 いずれにせよ、XPでないと動作保証できない業務用アプリが多数存在し、かつXPより飛躍的に便利になった新OSが誕生でもしない限り、この状況は続くのではないでしょうか。
 実際、私も個人のPCは「7」を買いました。しかし、仕事において利点と手間を天秤にかけると、使える間はずっとXPを使いたい、というのが率直な本音です。

2010年07月15日 00:14